こんにちはー!小1ASD長男と年中発達グレー次男の子育て奮闘中のSUMIです!!
今回はASD長男の、初登校についてです!!
入学式はかっこよくこなした長男ですが、初登校の日は朝から不安そうな様子。
朝は近所の子達と集団登校。
私の手を握ってきたので、出発までは手を握っていてあげようと思って手を繋いでいました。
この時までは「入学式もかっこよく出来たし、今まで小学校の見学にも何度も行ったり、できる限りの準備はしてきた。最初は不安がるだろうしパニックになることもあるだろうけど、きっと学校に行けるだろう」と安易に考えていました。
集合時間がすぎ、登校グループのリーダーの子が「並んでくださーい」と言っても私の手を離せません。結構な勢いで泣いてます。
1年生は一番前に並んで~と声をかけてもらいますが、びっくりするような力で後ろに引っ張られて列の先頭に並ぶどころか、家の方へと私を引っ張ろうとしよる。
長男の他にも1年生が1人いるのですが、その子は普通~に一番前に並んでいるのに!!
「並んでお兄ちゃんお姉ちゃんと学校に行くんだよ」と説明しても聞いちゃあいない。
グループリーダーの子が心配して様子を見にきてくれている間に、さっさとグループの先頭の1年生と2年生が勝手に出発。
それに合わせて列も出発。
取り残されてしまったので、泣き喚く長男を引きずって、私たちも出発。
歩き始めたものの、長男があんまりにも泣き喚きながら後ろに引っ張るので、一度立ち止まって説得を試みます。
「そうちゃんはもう1年生なんだから、小学校に行くんだよ。もう大きくなったから、お兄ちゃんお姉ちゃんと歩いて行けるよ!大丈夫!!行ける行ける!もう1年生だもん!!カンちゃんも来るよ!!」
とはいえこんな状況でグループから置いて行かれた長男を一人で行かせられないので、一緒に歩き出します。
ちなみに、「カンちゃん」とは、長男と同じクラスで、長男の前の席で、保育園の年長クラスが同じだった子でございます。
途中で登校グループの3年生の女の子が二人待っていてくれて、心配そうに見てくれていたので、その子たちと一緒に登校しました。
「どこまで一緒に行けばいい?」と長男に聞くと、「あそこの横断歩道まで!」と泣きながら叫ぶので、
「じゃあそこまで一緒に行くね」と行って横断歩道に到着したものの、
結局そこでも離れられず、私の足にしがみついて泣き喚いてしまいます。
「学校までお母さんと一緒に来てる子いるから、お母さんも来ても大丈夫だよ」と言ってくれたので、じゃあ玄関まで一緒に行くかーということになりました。
学校の門をくぐったあたりで、グループリーダーの子が「先に行っちゃってごめんねー!」と言いながら走って戻ってきてくれました。
長男以外の1年生を教室に送り届けた後に戻ってきてくれたっぽい。
泣いている長男を見て、
「私も最初は不安だったけど、通ってるうちに楽しくなったよ!だから大丈夫だよ!!」と明るく言ってくれて、どんだけ出来た子なん!?と感動してしまいました。
長男を置いて行かれて私はちょっと焦ったし、少し悲しい気持ちだったのですが、そんなグループリーダーの子の温かい対応に、気を抜いたら涙が溢れてしまいそうな状態になりました。
そんな優しい女子たちの囲まれて到着した玄関。
学校の中に行けば、きっと先生たちもいるだろう。
と、いうことで、行ってらっしゃい!!と送り出そうとしたものの、
すごい力で私の足にしがみついて大声で泣き喚く長男。周りからの刺激をシャットアウトするかのように、私の足に顔を押し当てて、特大パニック発症。
「靴脱いで、うわはき履くんだよ~」という声なんか聞こえちゃぁいない。
泣きすぎてだんだんしゃくりあげるようになってきて、呼吸もおかしくなってきたところで、「カンちゃんいるー!?」と聞かれたので、カンちゃんの下駄箱を見てみるも、
ジーザス。
かんチャン、まだきてないわ。
ぎゃぁぁぁぁぁーーーー!!!!!
困っていたら、泣き声を聞きつけた他クラスの先生がやってきてくれました。
長男の様子を見て、「よく頑張ってきたねーえらいえらい」と褒めてくれて、担任の先生が来てくれるように高学年の子にテキパキと指示を出してくれて、その後、長男のクラスの担任の先生が玄関まできてくれました。
担任の先生も、長男の様子をみて一言目に「あーよくきたね~」と言ってくれて、
「そうちゃん、カンちゃん来たよ!!」
カンちゃんも、先生に促されて、長男に一緒に教室に行こうと言ってくれますが、
あかん。特大パニック中の長男を落ち着けるための安心材料としては完全に不足。
担任の先生に、「お母さんも教室まで来てもらえますか?」と言われ、促されて靴をぬぎました。
あ…
私、素足に靴履いてたー!!
しかもちょっと集合場所でバイバイするつもりやったから、すっぴんで髪もボサボサで裸足ー!!!おわた…
なんて言ってられる状態ではないので、ぼろぼろの状態のまま教室まで入りました。
教室の前で、学校見学の時に面談をしてくれた支援の先生がいて、
長男の姿をみて「あらあら、お母さん、最初が肝心ですから、もし時間があったら教室に一緒に入ってもらって、今日一日一緒に過ごしてもらってもいいですか」と言われたのですが、
私…今日仕事なんです泣泣
「あらー!じゃあ支援の先生を一人つけます!!」
と言って、長男付きの支援の先生がきてくれました。
廊下でその話をしていたのですが、泣き叫ぶ長男の声と、真剣に話す大人二人の周りにもうワラワラと子供達が集まってきてしまって、
そんな周りからの視線に耐えられないかのようにずっと私の体に顔を埋める長男。
なんかもう…また涙出そう…
先生が子供たちを解散してくれて、長男付きの支援の先生も来てくれて、教室に入ったのですが、不安で不安で椅子に座れず、机の横でまさかの膝枕。
長男以外のクラス全員が椅子にチャーンと座っている様子をみて、なんだか唖然としてしまいました。
しばらく膝枕をしていて、少し落ち着いてきた長男。支援の先生に、
「落ち着いて来ましたね。お母さん、お仕事の時間だと思いますので、あとは任せてください」と言っていただき、
私から引き剥がされた瞬間にまた大泣きする長男に出来うる限りの笑顔で手を振って、教室を後にしました。
もうすでに仕事の始業まで30分で、明らかに間に合わなかったので、職場に連絡して、仕事を遅刻させてもらうことになりました。
さてさて、仕事を終えて帰宅すると、泣き疲れたのか、珍しくお昼寝をした長男がおりました。
次男は次男で、花粉症で目がぱんぱん。
学校では支援の先生がずっとついていてくれたようですが、私がいなくなってからは気持ちが切り替えられたのか、なんとかパニクらずに過ごせたようです。
学童にもその支援の先生が一緒に手を繋いで行ってくれたようで、お弁当も全部食べて帰ってきました。
この日はスイミングに通っている曜日だったのですが、疲れただろうし、長男だけスイミングをお休みにして、家でゆっくり過ごしました。
今回は、私の想定が甘かったというか、最初から1人で登校させること自体が無謀だったんだなと後から思います。
今まで学校見学に行っても、私が一緒に学校にいるというのが安心材料になっているというのは明らかで、その安心材料がなくなったらパニックを起こす可能性がありますって、面談でも伝えていたのに、
パニックを起こす可能性が高い状態で子供たちだけで登校させること自体が無理な話だったのだと、今になれば思います。
長男と同じ診断を受けている同級生のママで「無理だと思うから、しばらくは一緒に登校しようと思っている」と言っていたママもいたのに、
私は考えなしに「長男はいけるだろう」と勝手に思い込んでしまいました。
学校に行ってしまえばパニックにならずに過ごせたし、最悪パニックを起こしても先生がいるので危険はないということで、、一番の問題は登校の道のりだと考えて、
その翌日からも一緒に登校をして、今は徐々に登校することに慣れてきている感じです。
ということで、今回の動画は私の認識の甘さと判断ミスにより、大パニックを起こしたお話になってしまいました。これから学校に入学するASDのお子さんの参考になれば幸いです。
同じ内容をまとめた動画を公開中ですので良ければ見てみてください!↓
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