大手通信教育のZ会。
中学受験や、東大・京大・医学部などの超難関大学への進学実績が高いことでも有名ですよね。
たしかにZ会って実績はすごいけど、
その分かなりハイレベルで難しいのでは?
一緒に取り組む親も大変だって聞くよ
やらせてみたいけど、難しそうだし、やらせるのが大変そう。というのが率直なイメージではないでしょうか。
とはいえ、実績のあるZ会。高度なノウハウを持っているから、良質なテキストが揃っているというイメージもあります。一体どんな学びが出来るのか、気になりますよね!!
Z会は幼児教育にも参入しており、年少・年中・年長用のテキストもあります。
近年幼児教育が注目されており、幼児期の良質な教育が最も効率的に効果をもたらすとの見解もあるほどなので、幼児期にどのような教育をするのか、多くの親が悩んでいます。
今回はZ会年少の資料請求と一緒に届くおためし教材を分析し、
Z会では何を目指しているのか、何を学べるのか、難易度や親の負担はどの程度なのか、検証します。
おためし教材内容
資料請求したところ、2日ほどでポストに投函という形で届きました!!
おためし教材として届いたのはこちら!!
①かんがえるちからワーク
②ぺあぜっと&ぺあぜっとi
③ぺあぜっとシート
④かずだいすきぶっく
⑤めいろ
④のかずだいすきぶっくと⑤のめいろは2020年3月31日までの期間限定グッズのようです。
では、①から③の通常のおためし教材を詳しくみていきます。
かんがえるちからワーク
親子で取り組むワーク教材です。
8ページのワークで、通常号の1/6の量。夏~秋頃のレベルだそう。
ことば・数、形、論理・表現、身体活動、生活・自然、環境の5つの内容のワークで、
1回あたり5~10分なので平日に取り組むのがおすすめとのこと。
難易度は?
難易度としては、少し考えれば解ける問題から、知識を知っていないと解けない問題、じっくりと考えないと分からない問題まで揃っています。一般的な教材の中では難易度は高めの分類になるのではないでしょうか。
ワークの名前の通り、「考えるちから」を使う問題が主。
「おうちの方へ」の欄で、解けない場合の誘導の仕方やヒントの出し方が書いてあるので、考えて答えを導き出す手助けになります。
すんなり解けた場合もう1ステップ難しい問題を解く「もっと!」も用意されており、充実した内容となってます。
全く手も足も出ないほど難しい問題ではなく、きちんと考えないと解けない問題。という意味で、とても良く出来たワークだと思います。
きちんと出来れば思考力がしっかりと育ち、机に向かう習慣も付けられるので、小学校入学後に苦労することはなさそうです。
親の負担は?
このワークは親が隣について一緒にやることを前提にしています。
1回のワークは5分から10分なので、生活に支障をきたすほど大きな負担になることは無さそうですが、毎日毎日子どもに興味を持たせ、やる気にさせて机に向かわせるのに苦労しそう。
子どもが解けない問題があった場合、うまくヒントを出して誘導してあげないとイヤになってしまう可能性もありそうです。
「おうちのかたへ」の欄をうまく利用して、子どもと共に取り組む必要があります。イライラせずに気長に取り組む姿勢が親にも求められる教材だと思います。
また、5~6歳の子どもは一度に大量にこなすほどの集中力は持ち合わせていないため、ため込んでしまうと大変です。
毎日コツコツと少しずつ出来ればいいですが、コツコツやるのが苦手な保護者には向かなそうです。
しかし、小学校1年生の親は宿題をやらせたりなんだで大変だという話は良く聞きますが、このワークを毎日こなしてきたご家庭は小学校入学後に苦労することなく過ごせそう。
率直な感想
考える力を育てながら、学習習慣をつけるためのワークだと感じました。
とっても良質な問題で、自然と考える力が付きそうな問題。書くことや机に向かうことに抵抗のない子どもであれば楽しんで取り組めると思われます。
しかし、鉛筆を握るよりも走り回っていたいという子どもにこのテキストで学習習慣をつけさせるのは相当親が頑張らないと無理そう。
問題の難易度が高いが故に、うまく誘導して成功体験を積み重ねないと途中で「もうやりたくなーい」と子どもがイヤになってしまう可能性も考えられます。
毎日続けられるのか、やる気のない子どもが興味をもって取り組めるのかは、親次第といったところでしょう。
ぺあぜっと・ぺあぜっとi
親子で取り組む体験型教材の「ぺあぜっと」
体験型教材こそ、Z会の特徴であり、独自の学びが出来るテキストと言ってもよいでしょう。
これがあるからこそZ会を選んだ!!という声も多数聞かれる教材です。
「良質な遊びの中にこそ、良質な学びがある」という考えのもと、良質な実体験を提案するテキストです。
実体験から得た成功体験が自信と意欲を育て、それらは将来にわたって子どもを支える力になるとのこと。
そして、「ぺあぜっと」とセットになっている保護者向けの情報誌「ぺあぜっとi」
ぺあぜっとの詳しい解説や、学びを深めるヒントがいっぱい詰まった冊子です。
年長おためし教材ぺあぜっとでは、光を使った遊びの提案(光の性質・反射・働き)と、インタビュー体験での言葉の育成、寒天ゼリーを作る料理3本立て。(通常の約半分)
1回10分から30分の体験学習で、休日に取り組むのがおすすめとのこと。
難易度は?
親のサポ―トは必須ですが、5~6歳の子どもが楽しみながら出来る内容となっています。
内容は子どもにとっても身近で興味を持ちやすいもの。
遊び感覚なのにリアルな体験が出来るので、子どもたちが喜んでやる姿が目に浮かびます。
光の反射など、普通に勉強しようと思うと難しくてイヤになってしまいそうですが、遊びとして楽しみながら体感できる内容なのが素晴らしい。
ぺあぜっとiは読みごたえがありますが、なんせ内容が興味深いだけにすぐ読めてしまいます。
親の負担は?
子どもと一緒に取り組む内容なので、親の負担は必須です。
しかし、休日子どもと何をして過ごそうか、どんな遊びをしようかと考える手間が省けると思えば、むしろありがたい教材です。
週に1回、30分程度なので、教育熱心な親にとっては大きな負担ではないように感じます。
ただし、休日がないほど忙しい保護者のご家庭には向かない教材かもしれません。
道具を必要とする課題もありますが、基本的に一般家庭にあるものを使用するので、新たに買い足す必要はなさそうです。
率直な感想
個人的な感想ですが、めっちゃくちゃいい!!!!!!
是非やらせたい!!ていうか、ぺあぜっと目当てで既に申し込みました。
休日子どもと遊ぶヒントになるし、ただ漫然と遊ぶよりも大きな学びを得ながら遊ぶことが出来ると思います。
また、週に1回、保護者が子どもとしっかり向き合いともに遊ぶ時間を作ることは、子どもにとっても保護者にとってもとてもいい経験になること間違いなしと確信しております。
ぺあぜっとシート
提出課題のぺあぜっとシート。
「ぺあぜっと」の課題について振り返り、絵をかいて提出する課題の見本です。※ 実際に提出して添削してもらうものではありません。
考える力、他者とコミュニケーションをとる力、そして自分の考えを表現する力を高める課題です。
難易度は?
「話したことをおうちの人に書いてもらう」という課題なので、難易度は高くないと思います。
絵を描く課題は子どもが書くのですが、捕捉で「どうしても絵が書けない場合は上の欄の記入のみで提出していただいてもかまいません」と書かれているので、最悪空欄でもOK。
我が子がこんな素晴らしい絵を書ける気は全くしませんが、子ども自身が好きなように書く課題なので自由にやらせればよいと個人的には思います。
親の負担は?
文章の記入は親がすることになっており、適切なお返事をもらうためには補足説明も記入することとなっています。
とはいえ課題自体は難しいものではないうえに月に1度の課題なので、大きな負担になることはないでしょう。
率直な感想
保護者としても、子どもとしっかりと向き合い話し合う時間を持つ良い機会になりそうだと感じました。
添削課題としておへんじシートが来るので、子どものモチベーションアップにもつながりそう。
Z会は幼児期から担任制。担任指導者からお返事が来るということなので、その辺のアルバイトが書いたものではない。という安心感もあります。
Z会が目指すものは一体何なのか。
先どり学習が取りざたされ、ひらながの読み書きなどのプリント学習や反復練習を主にした学習教材をたくさん目にします。
しかし、Z会は「机の前に座って受け身に知識を詰め込むだけでは学びの質は上がらない」と考えているようです。
幼児期に大切なのは、「なぜ?」「どうして?」と疑問を持ち、考え、それを楽しむ力。
この力をZ会では「あと伸び力」と呼び、最も大切にしているようです。
学ぶことを楽しむ姿勢が「あと伸び力」の原動力。
主体的に学びに向かう姿勢を身に着けていくことを目指しており、それは全ての教材に表れていると思います。
我が家、Z会に入会しました。
Z会の入会案内やおためし教材を見て、私個人は、「あと伸び力」の重要性に強く共感しました。
あと伸び力は、学力面だけでなく、今後長い人生を生きていく中で、子どもにとって最も強力な力になると感じています。
「あと伸び力」の5原素は、
基礎学力・興味を広げ挑戦できる・他者と協力できる・自分で考えられる・考えを表現できる
そして、これらのすべてを網羅するのに、最も効率的なのが「Z会に入会して学ぶこと」だと判断しました。
我が子の「幼児期」という短く貴重な時間を、有意義なものにすべく、励んでいきたいと思います。
Z会のお試し教材申し込みはこちら↓
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