東日本大震災から今日で9年になります。




あの日、就職して長野県内の病院で勤務していた私。





病室で患者さんと一緒にみた、海岸からいそいで離れる進船の大群。そしてあの津波。福島原発事故。被災地。





今でも生々しく思い出します。





たくさんの命が犠牲となり、先だって行った人々。





悲しむ間もなく、津波のあとや瓦礫の処理に追われる現地の人々。





今でも汚染土の処理問題や原発問題が残り、復興したと言えない東北の現状があります。





長い復興への道のり。その間にいくつもの災害が発生し、新たに生まれる被災者。





それでも、日本中、いや、世界中から支援があつまり、ボランティアが集まり、助け合いの手によって、少しずつですが復興の歩を進めてきました。





これからも、私たちは東日本大震災のことを忘れず、あきらめなければ、小さくても一歩一歩前に出して、進んでいく力を持っています。





そして、前に進んでいきたいという気持ちもまた、持ち続けているのです。






https://www.youtube.com/watch?v=WGKZys0JY0g




「まだまだ時間はかかるけれど、傷ついた心でまたゼロからやりなおして、諦めずに誇りをもって上を向いて頑張り続けよう」





この曲のように、その思いを改めてかみしめる、今日。









今、人類は世界中に蔓延したcovid-19の脅威にさらされており、毎日報道されています。





マスクの奪い合い、買い占め、転売。





見えないウイルスへの恐怖で回りの人を疑いの目で見てしまう現状。





疑いあい、勘ぐりあい、衝突しあい、





いつから私たちの心はこんなにもすさんでしまったのでしょうか。





本当に、あなたがにらんでいる相手は敵ですか?





私たちの心は、恐怖に乗っ取られていませんか??





9年前、大きな悲しみがあった今日を機に、あたたかい心を取り戻し、譲り合い、助け合ってこの危機を乗り越えていきたい。





私たち日本人には、その力が備わっているはずです。