こんにちは!
ついに2020年大河ドラマ、麒麟がくるの放送が始まりました!!
歴史上もっとも有名な謀反「本能寺の変」を起こし、「裏切り者」として有名な明智光秀が主人公のこのドラマ。
物語の舞台は、明智光秀の生まれた美濃(現在の岐阜)から始まります。
美濃のマムシ・斉藤道三と共に、岐阜城のふもとで長良川の戦いに加勢した場面もどのように描かれるのか、楽しみですね!!!!
おかげさまで、今岐阜は大河ドラマ一色!!
大盛り上がりでございます!!!

実は拙者も美濃の生まれでござるよ!!
ということで、美濃の国を盛り上げるべく、
戦国の世にタイムスリップ出来る、美濃(岐阜)のおすすめスポットをご紹介します!!
全て徒歩圏内なので、是非たくさんの見どころをお楽しみください。
・岐阜観光を計画している方
・歩いてゆっくり歴史散策したい方
・大河ドラマファンの方
・歴史好きの方
・明智光秀、織田信長、斉藤道三に興味がある方
岐阜大河ドラマ館(岐阜市歴史博物館)
岐阜公園内にある岐阜市歴史博物館の2階で「岐阜大河ドラマ館」が開催されております。
明智光秀だけでなく、光秀が仕えた斎藤道三・織田信長にもスポットを当てたこの企画。
大河ドラマに関する展示だけでなく、岐阜市ならではの戦国時代の歴史的所蔵品が展示されています。

博物館の2階に上がると、デデーンと麒麟がお出迎え。

岐阜市、気合入ってます。
ドラマシアターでは3面の4Kモニター+照明による演出で、メイキング映像をおりまぜた迫力のある映像が楽しめます。
ドラマに登場する衣装や小道具などの展示に加え、
明智光秀・斎藤道三・織田信長を中心とした登場人物の紹介、エピソードの紹介などにより、大河ドラマへの理解がより深められます。
その奥では、斎藤道三の広間セットを忠実に再現!!

マムシになった気分。←え、

岐阜出身の俳優、伊藤英明さんともお写真が撮れました。
その横では楽市を再現した街並みがあり、当時の暮らしを体感できます。
そこの一画に、バーチャル顔認証で歴史上の人物になりきれるというコーナーを発見!!
3歳の息子と2人で訪れていた私。
息子を立派な武士の姿にして写真に収めたい!!
一生懸命息子の顔認証をしようと抱きかかえていたのに、顔が2つあったせいか息子の顔がうまく認識されず。
3回顔認証のチャンスがあったのに、認証されたのは私の必死な顔1回のみ。

なんてこった。

これはヒドイわね。全くPRにならないわ。
その他にもジオラマや映像を駆使し、大河ドラマがより楽しみになる演出がさまざまなされています。
大河ドラマファン・戦国ファンがヒーヒー言う博物館となっておりますよ!!
ドラマの進行に合わせて展示内容も変えて行くそうなので、何度行っても楽しめそうです。
期間
令和2年1月11日~令和3年1月11日まで
会期中無休
入場料
大人(高校生以上) 600円 (前売 480円)
小中学生 300円 (前売 240円)
バスをご利用の方はお得なセットもあるようなので、公式サイトをチェック!
ロープウエイを合わせてご利用の方は半券をお持ちください。
岐阜公園へのアクセス
電車・バスを利用する場合
JR岐阜駅 or 名鉄岐阜駅からバスを利用。
岐阜公園は長良橋の手前にあるので、「長良橋方面行き」のバスに乗車してください。
「岐阜公園歴史博物館前」で下車
マイカーで駐車場を利用する場合
- 大宮町駐車場(障がい者用のみ)
- 堤外駐車場 143台 310円/回 ※1時間以内無料
- 堤外第二駐車場 36台 310円/回 ※1時間以内無料
- 鏡岩緑地 279台 無料 ※臨時駐車場
- リバーパークおぶさ広場 300台 無料 ※臨時駐車場

リバーパークおぶさ広場からはシャトルバスが運行しています。シャトルバス詳細はこちら
まちなかレンタサイクルも利用できます
6か所で受付・貸出をしていますので、陽気の良い日はレンタサイクルでめぐるのも良いかもしれません。

ただし、夏の岐阜はめっちゃくちゃ暑いので、夏に利用するときは覚悟してから利用してください。
岐阜公園内(信長居館跡)
現在歴史博物館周辺を光秀エリアとし、楽市を彷彿とさせるお店が並んでおります。
その名も、「光秀横丁」


また、その周辺では侍がウロチョロとしていることも。
私が行った時には織田信長と丹羽長秀に遭遇。
丹羽長秀公に、「写真を撮ってください!!」と近づいていくと、
野武士のような人がササっとやってきてシャッターを押してくれました!!


丹羽さん、美しいお顔立ちで、子どもにも優しかったで~。
織田信長居館跡
さてさて、歴史博物館から噴水を通過して岐阜公園の奥へ進んでいくと、板垣退助像があります。


板垣退助はこの岐阜で襲撃され、何か所も刺されて
あの有名な「板垣死すとも自由は死せず」と叫んだとされています。
でも、そんな名言を吐いておきながら命を取り留めたんだって!!
その後30年以上も生きたんだからツワモノですわな。
この板垣退助の左手側に、信長居館跡の入り口があります。


奥へ進んでいくと、道沿いに大きな岩が姿を現します。

クレーンなどの重機がない時代に一体どうやって並べたのだろうと感動するほどのこの岩々で、自らの権力と軍力を誇示したのでしょう。
はーあ、想像するだけで重い。
そこから更にズズイっと奥へ進むと、信長の居館跡があります。


一番のみどころは、チャートと呼ばれるめちゃくちゃ硬い岩で出来た大きな壁。
信長公はこの壁を背景に、豪華な庭園を造ったそうです。しかも戦国の時代に、壁に落差35mの人工的に滝を流していたそう!!
滝を作るように言い渡された庭師も大変だったでしょうね。
そして令和になったこの時代に、その滝を再現した実験を実施中!!

実験の実施時間は毎時00分から15分間のみ。(令和2年12月末までの予定)
タイミングが良ければ信長・光秀が拝んだであろう景色が見られます。
居館跡内のいたるところに発掘調査により解明されたことを記した案内板が立っています。
これを見ながら、当時の様子を想像しつつめぐると楽しいと思います。
信長公のおもてなしガイドツアー
専用のタブレット端末を使用したおもてなしガイドツアーも開催中。

岐阜公園内にある発掘案内所にいけば専用端末を貸し出ししてもらえます。
ロープウエイ乗り場
信長居館跡の隣にはロープウエイ乗り場があり、信長居館跡の上空をロープウエイが走っています。

このロープウエイ乗り場、現在「斉藤道三エリア」に改装されています。


斉藤道三といえば「美濃のマムシ」と恐れられた
下剋上の象徴のような人物ですね。
織田信長の義理の父としても有名です。

「美濃を制するものは天下を制す」と言って、京都から美濃に乗り込み、
実際に美濃の国主まで登り詰めたんだよね。

斉藤道三・織田信長・野田聖子
美濃を制してもなかなか天下は取れないものね。
建物中に入ると、斉藤道三が!!!!
いーる――――!!!!

めっちゃくちゃリアル!!
本当に実物の本木雅弘さんがそこにいるようです!!

美しいよぉ!!!!
こんなに美しい斉藤道三いるー!?
マムシやで!?
こんな美しいかい!?!?
道三のイメージなんてさぁ、

こんなんじゃない!?!?(ちょっと残念な絵でうまく伝わらない…)
この美しい「美濃のマムシ」が大河ドラマでどのように描かれるのか、それも楽しみですね!!!
ロープウエイ乗り場の中に道三に関する展示もありますので、是非ご覧くださいませ。

岐阜城(稲葉山城)
岐阜城は金華山の上に建てられていますが、ロープウエイを使用して気軽に行けるようになっています。
※徒歩で登ることも出来ますので、詳しくは下の「登山道を紹介」をご覧ください。

信長はこの岐阜城を9年間にもわたって天下統一の拠点にしたのよ。



岐阜城周辺の発掘調査も進み、山頂付近には岐阜城だけでなく、巨大な宮殿も建設されていたことが分かっています。
岐阜城と宮殿は回廊でむすばれており、とても壮大なスケールであったようです。
山の上に宮殿があったなんて!!
さぞかし素敵だったことでしょう。
その建造物の名残なのか、金華山山頂付近には平らな場所が多くあり、展望レストランやロープウエイ乗り場などに利用されています。
ぜひ、宮殿を想像しながら山頂散策をしてみてください!!
さてさて、岐阜城と、その近くの岐阜城資料館は「信長エリア」。
岐阜城では、城下町や城づくりなど、信長の想いにフォーカスした展示がされています。

豪華な天井がしつらえてある最上階4階。

ここからは、岐阜の街を一望できます。
金華山の横を流れる長良川が素敵です。

信長はここから「天下統一」に思いをはせていたとかいないとか。
道三・信長になりきって楽しみましょう。
歩いて登る場合におすすめの登山道を紹介
ずばり、「七曲り登山道」がおすすめ!!
信長などの主要な武将や、ルイス・フロイスも利用した道だといわれています。
1600mの道のりで、よく手入れされているため、階段が多いこの登山道。
登山者が一番多い登山道なので、ベンチなど休憩できる場所も整備されています。
所要時間は約60分と言われていますが、足腰の丈夫な人なら45分程度で登れます。
初心者向けで、我が子(3歳10か月)も歩いて登れました!(1時間半かかったけど)


地元の高齢者も運動のために良く利用している登山道です。
登山口は森林管理署横にあります。
長良川の鵜飼(期間限定)
そもそも鵜飼(うかい)ってなに?
五木ひろしさんの長良川艶歌でも歌われる、長良川の鵜飼。
鵜匠(うしょう)と呼ばれる漁師さんが縄に繋がれた何匹もの鵜を巧みにあやつり、
船の前方につけられた松明(たいまつ)のかがり火に寄ってくるアユを捕まえます。
鵜がアユを丸のみにして捕まえたタイミングで鵜匠が鵜を引き寄せ、吐き出させるというエキセントリックな漁。
鵜飼いで捕まえるアユは、釣り針を使用しないため無傷でとてもキレイ。故に、高級品。
信長公にも献上されていました。
そして、単なる「漁の一手法」であった鵜飼いを、信長公が「おもてなしの手法」として取り入れたのです!!
鵜飼の楽しみかた
観客は観覧船に乗り込んで鵜飼を見ます。

鵜飼が始まるまでしばらく停泊して待ちます。
弁当やおつまみ、お酒を持ち込んで船の上での宴会を楽しみましょう。
停泊中はトイレも利用できますので安心です。
さぁさぁ、暗くなったら鵜飼いの始まり。
松明(たいまつ)を下げた鵜飼い船がやってきます。
長良川にかがり火がきらめき、伝統的な手法で繰り広げられる漁がとても幻想的です。
船頭さんの解説を聞きながら観覧するので、どなたでも楽しめます。
鵜飼いが行われる期間
5月11日から10月15日まで行われます。
特に、5月11日は「鵜飼い開き」と呼ばれ、特別な日。
花火も打ち上げられ、盛大に鵜飼いの開始を祝われます。
予約しておいた方がいいかも
近年岐阜は外国の方々にも人気の観光地となっています。
中でも鵜飼は、イギリスのエドワード皇太子や、チャールズ・チャップリンも鵜飼を楽しまれた歴史があり、世界的に人気の観光資源です。
更に、2020年には大河ドラマの舞台となるため、観光客の増加が予測されます。
「せっかく行ったのに見れなかったー」と後悔しないよう、予約しておくことをおすすめします。
アクセス
岐阜公園から長良川の方向へ歩いて約5分です。

バスを利用のする場合
バス停「長良橋」で下車。階段を降りてすぐのところ。
長良橋経由のバスに乗車してください。
川原町(かわらまち)
鵜飼のりばから目と鼻の先にある川原町。
道三・信長時代から、商業の拠点として賑わっていたといいます。
格子戸のある古い町並みが今も残っており、とても風情のある通りです。


十六銀行すらオシャレに見えますね。
伝統工芸品の岐阜うちわや、和傘、伝統的な和菓子などを販売する店が軒をつらねております。
和cafeもあり、散策しながらレトロな雰囲気を楽しめる空間です。
伊奈波神社・善光寺
岐阜市で一番有名な神社と言えば「伊奈波神社」
「五十瓊敷入彦命(いにしきいりひこのみこと)」という神様がまつられているそうなのですが、
一言でいえば、パワースポットです!!


敷地内に、大黒社・黒龍神社・吉備神社・松尾神社など、多くの神社がありますので、参拝めぐりをするのも楽しそうです。
中でも黒龍さんのパワーはえげつないそうなので、必参拝!!

とにかく御利益がすごいらしいです。

その御利益を受けようと、絵馬の数もすごいです。
そして、見逃しがちなパワースポットがもう一つ。
逆さ狛犬(こまいぬ)でございます。

参拝の際はさがしてみてください。
善光寺
伊奈波神社の登り口に岐阜善光寺があります。

節分の季節だからか、鬼が!!!!

善光寺って長野じゃないの??

善光寺の御本尊は、現在長野にあるけど、戦国・安土桃山時代に全国をテンテンとしてたらしいよ。
武田信玄が甲府にうつして、武田信玄亡き後は織田信長が自分の本拠地であった岐阜にうつしたんだって。

それが岐阜善光寺なんだね!!
境内には平成25年に再建された弘法堂や、子育て地蔵尊も。
水掛・願掛不動尊にはさまざまな願いを込めながら水をかけてお参りしましょう。
そしてそして、善光寺前、伊奈波神社の参道には、有名なたい焼き屋さんがあるのです!!

「福丸」でございます!!
行列ができる事もあるこのお店、ご参拝の際はぜひご賞味くださいませ。
アクセス
岐阜公園から歩いて約15分です。
駐車場もありますので車でも気軽に行けます。
ぜひ岐阜へお越しください
いかがでしたでしょうか?
少しでも我が故郷、岐阜に興味をもってもらえれば幸いです。
今回ご紹介した以外にも、
竹中半兵衛の屋敷跡に建ち、松尾芭蕉も滞在していたという妙照寺
斉藤三代の菩堤を弔う常在寺
日本三大大仏の1つ、岐阜大仏
関ケ原の戦いで岐阜城が落城した際に大勢の奥女中投身自殺したという御手洗池などなど、
歩いて行ける範囲に歴史的観光地がたくさんあります!!
現在岐阜はおもてなしする準備万端でございます!!
これを機会に、ぜひぜひ岐阜へ足を運んでみてください。
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