子どもが欲しいのになかなか授からない。周りは皆妊娠・出産していく中で、自分は子どもが出来ない。それは本当に辛い悩みです。
かくいう私も、なかなか妊娠できず、不妊治療を受けました。
不妊の原因は、私の無排卵。
そんな私も、今や2児の母となりました。私自身が不妊治療中に行っていた、体質改善をご紹介します。
悩みの中にいる方のお役に立てますように。
とにかく体を冷やさない
妊活中はとにかく体を冷やさない!!温めて温めて、温めまくっていました。
冷たい飲み物は飲まない
基本的には妊活の王道ドリンク・ルイボスティを飲んでいましたが、冬場は暖かいルイボスティを。夏場はそうは言っても暑いので、自分の体温くらいの暖かさで飲んでいました。
牛乳は体を冷やすので、あまり飲みませんでした。たまに飲むときにはホットミルクにして。牛乳を飲まない代わりにチーズを食べていました。
ビールは体を冷やす代表的な飲み物。大好きなビールも妊活中はお休みしました。とはいえ、お酒大好きな私。どうしても飲みたいときには、ビール代わりに体を冷やさない赤ワインを飲んでいました。
飲み会の時は飲まないとストレスになるので、その時だけはビールを解禁し思いっきり飲みました!
とにかく、基本的には自分の体温より低い飲み物は飲まないようにしていました。
体を温める食べ物を積極的に食べる
体を温める根菜類を積極的に食べるようにしました。
生姜も熱を加えると体を温めてくれるので、暖かいうどんに入れたりして積極的に食べていました。
トマトやキュウリなど、体を冷やす食べ物がありますが、それは制限することなく普通に食べました。ただし、冬場の寒い時期には夏野菜は食べないように意識していました。
足首を温める
「首と着く部位を温めろ」とよく言われますが、首・手首・足首の中で、とにかく足首だけは意識して冷やさないように努めました。
夏場の暑い時期、薄手のレッグウォーマーだけはしっかりと履いていました。とはいえ、猛暑日は靴下は履きませんでしたよ!!人は足の裏で体温調整をしているので、猛暑日&靴下&レッグウォーマ―きつすぎるんで…
私は寒冷地に住んでいるので夏場でもレッグウォーマ―を使用出来ていましたが、熱中症になっては元も子もありません。「エアコンがついている室内ではレッグウォーマ―を使用する」等、ご自分の生活に合わせて行ってくださいね。
問題は冬場です。私の住む地域はいわゆる寒冷地。めっちゃ寒いです。そんな冬を乗り切った服装はこちら↓
モッコモコです。
特に下半身。
ユニクロ・ヒートテックレギンスの上に、モコモコのレギンス。で、モコモコすぎてズボンは履けないのでマキシスカートかロングガウチョで隠す。
もちろん靴下は2枚履き。その上にムートンブーツ!!!!
ここまでしないと冷えを予防出来ない寒冷地の悲しさよ…外に長時間いる時はさらにお腹と背中にカイロを使用していました。
ちなみに、もこもこレギンスってこういうやつです↓
当帰芍薬散を飲む
当帰芍薬散。これは不妊治療に通われている方にとっては王道の漢方薬です。
難しい漢字ですが、トウキシャクヤクサンと読みます。トウキと、シャクヤクという、冷え性の改善を見込める生薬が入っています。
私は不妊治療に通い始めてから妊娠が確定するまで、ず――――っと飲み続けました。継続して飲んでいると、冷え性が気にならなくなります。
市販でも購入出来ますが、医師に処方してもらった方が医療保険が効いて圧倒的に安いので、薬局で買うくらいなら処方してもらうことをオススメします。
ストレスを溜めない
女性の体はデリケートなので、ストレスによる排卵・妊娠の影響は多大なるものです。特に、私はただでさえ無排卵だったので、ストレスの軽減には積極的に努めました。
勤務の調整
これは人によって出来る場合と出来ない場合があると思いますが…
私はご高齢の方々にリハビリをする専門職をしています。しばらくの間は不妊治療をしながら正規職員で働いていましたが、ストレスと身体的負担を軽減する目的でパートに転向しました。
とはいえ、私は専門職。同じ職場で同じ仕事がパートになっても可能であったので転向出来たっていうだけです。(その上、いつでも正規職員に戻ってくれていいからねと言われました。本当にありがたい事です。)
9時から3時までの勤務に変更し、仕事をしながらでも家事がゆっくりと出来るようになりました。料理をする時間が増えたので、「体を温めるメニューを食べよう」と思い始めたのもこの頃からです。
また、3時までの勤務にしたことで、不妊治療による急な診察でも仕事終わりの夕方に行けるようになりました。「職場に迷惑をかけている。」「また休みをもらってしまった」という精神的な苦痛も無くなりました。
やりたいことを全部やる
不妊治療をしていると、そればかりが頭を支配して無償に焦ったり、暗くなってしまう時期があります。
しかし、人生は子どもが全てではありません。
子どもがいなくたって、今あなたが生きている世界はとても素晴らしいものなのです!!
だから、私は不妊治療にばかり気持ちが囚われて暗くなってしまわないよう、次々に楽しみに思える予定を入れました。子どもがいたらなかなか出来ないようなことをやりまくったのです!!
友達とランチやご飯に行きまくりました。
遠方の友人にも会いに行きました。
夫と海外旅行にも行きました。
山登りが趣味なので、行きたい山に登りまくりました。
もし嬉しいことに妊娠してこの予定がキャンセルになっても良いと思いながら、海外旅行のお金を振り込みました。(結局行ったけど。)
楽しみなことがあるおかげで、リセットしてしまっても大きく気持ちが沈むことなく、「またこの予定が終わったら頑張ろう!」と思えました。
本に励まされる
不妊治療に関する本は何冊か読みました。本を読むと、自分ひとりが不妊に悩んでいるわけではないと実感できました。
不妊治療のブログを読んでいた時期もありますが、不妊カテゴリーから飛んだのに既に妊婦さんだったりして逆に凹むことが多かったので、ネット上のブログを読むのはやめました。
私が最も励まされた本はこちら↓
矢沢心さんの、ベビ待ちゴゴロの支え方!!
不妊治療中の矢沢心さんの気持ちが赤裸々につづってあります。
この本にはほんっとうに支えられました!!
私のベビ待ちゴゴロを支えてくれたのはこの一冊だと言っても過言ではないかもしれません。
今闇の中にいてツライ方がいらっしゃったら、一度手に取って読んでみてください。
不妊をカミングアウトする
初めは両親と、信頼出来る仲のいい友達にだけカミングアウトしていました。
ポジティブに考えようと努力していても、どうしてもネガティブになり、暗くなってしまうことがありますよね。そんな時は思いっきり愚痴を吐き、聞いてもらいました。
自分の気持ちを分ってもらえると心が軽くなります。
そのうち結婚してから年数がたってくると、何気ない質問をよくされるようになります。
「子どもは作らないの?」
というような質問です。
私は高齢者の方にリハビリをする仕事をしています。そのため、リハビリをする高齢者の方々から「子どもはいるの?」「子どもを産まなきゃだめだよ!」などと言われることが多々ありました。
その都度私は、「子どもが欲しいんですけどね~。なかなか出来なくて。今それが悩みです。」と素直に言いました。
とはいえ、最初からそう言っていたわけではありません。しばらくは、不妊治療をしながらも、
「今夫との生活を満喫中です~」「まだ子どもはいいかな~と思って。」
などと言ってごまかしていたこともありました。
しかし、これを真に受けられると逆に痛い目に会いました。
「結婚何年目だ。もう新婚じゃないじゃないか。そろそろ子どもを作らないと。」「若いうちに産まないとダメだよ!」「そんなことを言っていると、年を食って子どもが出来なくなるよ!」
そう言われる度、深いダメージを負い、余計心が沈んでいきました。
その点、「欲しいけど出来ない」と言っておけば、その後は余計なことはほとんど言われませんでした。
しかし、中にはツワモノがおります。
「下手くそなんだ」「なにか体に欠陥があるのか」
ご高齢の方(特に男性)は完璧なる【セクハラ発言】なんですが言ってきますからね。本当に参ります。
そんな時は、だいたい同僚がフォローしてくれました。これも、不妊治療中だとカミングアウトしていたから助け船を出してくれたのだと思っています。
急な受診で急遽仕事を休んだり遅刻することもありましたが、同僚は皆「仕事はなんとでもなるから大丈夫!しっかり行っておいで!!」と言ってくれました。
上司にだけ伝え、同僚には何も打ち明けずに「ただお休みします」では反感を買うこともあると思います。その点、打ち明けていれば快く助けてくれる人が必ずいます。(残念ながら全員がそうとは言えませんが)
他にも、自分がカミングアウトしたことにより、「実は私もそうなんだ…」と相手も打ち明けてくれることがありました。
同じ悩みをリアルアイムで共有しあえる仲間が出来たことはとても大きな心の支えとなりました。
適度な運動
妊活中には適度な運動をした方が良いと言われています。自律神経やホルモンバランスを整え、血流の改善も見込めます。卵巣や子宮への血のめぐりが改善すると、妊娠しやすい体になるのです。
ということで、私は有酸素運動を取り入れていました。
リハビリの仕事の関係で、仕事場にあるエルゴメーター(自転車をこぐエアロバイクみたいなやつ)を昼休みに1日20分程。
趣味の山登りのための体力づくりにもなって良かったし、運動後には頭も体もスッキリしたような感覚がありました。
以上が私が不妊治療中に実践していた体質改善プログラムです。
結果、冷え性も改善したし、繰り返していた膀胱炎にもならなくなったし、
そして何よりも、2人の子宝に恵まれました。
とはいえ、体質改善に無理は禁物。色々なことを参考にしながらも、ご自分の生活に合わせたスタイルを確立してください。
この記事を読まれているかたは、皆さん「子どもが欲しい」と願っている方だと思います。
どうか皆さんの願いが叶い、素敵な笑顔が溢れますように。心から願っております。
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