こんにちはー!
4歳オーちゃん3歳イーちゃんの男兄弟を育児しとります、SUMIです!


前回の続きです。
前回のお話はこちら→保育園面談①


さてさて、保育園でなかなか頑張っている様子のオーちゃんですが、全く問題なしという訳にはまいりません。

やはり自閉症スペクトラム(ASD)の特性である、


人とのコミュニケーションに難が……



保育園の自由時間には、基本的に


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一人遊び。

お友達と遊んでいる姿は見られないそう。


レゴブロックで囲いを作り、4つ角を「電気転轍機」と呼び、その囲いの中に入って電車ごっこをしているらしい。

あ、ちなみに電気転轍機とは、線路の分岐部分にある、電車が行く方向を変える機械のことでございます。えぇ。

もしくは、


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ドミノ。

本人はピタゴラスイッチを呼んでおりますが。

で、ドミノを一生懸命並べて、倒すときは


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なぜかミユキ先生にやらせてくれるらしい。

一番楽しいとこ。

自分でやればいいのに。



他人と一緒にいることは全く嫌ではなく、レゴブロックで作った四角の中に他の人(先生やお友達)が入ることも全く嫌ではないのですが、

とにかく基本おひとり様なご様子。

先生「本人はそれが楽しそうだからいいんだろうけど、少しずつ世界が広がるようにサポートしてあげた方がいいのかな~と思って、少しずつやってみます」

と先生も言っておりました。



あと、


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会話が一方的。(それな。)

最近は車のナンバープレートの話をよくしますが、

基本電車オタクなので、電車の話ばっかりをしまくりまくりまくりすてぃ。

相手が聞いていなかろうが、全く興味がないそぶりを見せようが、他の話をしていようが、

電車の話が止まらない止まらない止まらないオルガ。

ま、そういうとこあるよね~~~~。


あと、冗談が通じなくて


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怒る事もあるそうな。


そういうとこもあるよね~~~~。

冗談ということが理解できないんだろうね~~~~。



そして先生が気になっているところが、

お人形遊び。

前は人形で遊ぶことがなかったけど、最近人形遊びをすることがあるそうな。

そうなんだーけーどーーー、


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人形の扱いが雑。

人形だからいいんだけどさ、いいんだけど、

人形を人間と同じように大切に扱う子が多い中、この扱いよう……


これと同じことが赤ちゃんにもあるらしく。(それはやばい)

保育園の開放日に、クラスのお友達の妹(1歳なりたて)が遊びに来た時も、


最初はカワイイカワイイと言って頭をナデナデしていたのに、

そのうちだんだんと手に力が入ってきて、


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赤ちゃんの顔掴んだらしい。

その日の夕方、赤ちゃんのお母さんにちょうど会えたので私も謝り、

気さくな人だったのでトラブルにならずに笑って許してくれましたが、


赤ちゃん掴んだらアカン!!!!!!



「相手の感情」などという、目に見えないものを理解するのは苦手っていう特性がASDにはあるのですが、

「こうすると相手が痛い」っていうのは分かっていると思うんだけどなぁ…

痛いと悲しいっていうのが分かってないのかな~?

でも家ではイーちゃんとの関わりの中でちゃんと分かってるように見えるのになぁ~?

うーん。よう分からん。





相手の感情が分からないと言えば、

年長さんが作ったカマクラに穴を開けてしまったことがあったらしい。

雪が積もった日、園庭に年長さんが一生懸命作ったカマクラ。

そこにオーちゃんがやってきて、


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ずぼ。

もちろん年長さんたちが怒って、

「なんで穴あけるの!!」

「穴あけちゃダメ!!」

と言われたそうなのですが、

オーちゃんのリアクションはというと、


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キョトーーーーン

活動停止状態。

完全に沈黙。


いや、多分内心では「なにかマズい事をやってしまったようだ!どうしよう!!」と思っていたと思う。(先生もそう言っていました)

ただ、

何がダメだったのか、なぜダメだったのかというのが理解出来ていないっぽい。

なんせ本人は全く悪気なくやってしまったこと。

まわりの状況を広く見て理解するのが苦手な子ぉなので、
年長さんたちが一生懸命作ったカマクラだということは分かっていなかったのかもしれない。

そこに大きな雪の塊を見つけた。
ここを踏んだらどうなるんだろう。

程度の考えで穴を開けてしまったのかもしらん。


そしてしばらく活動停止状態にあったオーちゃんですが、その後、

何事も無かったかのように逃走していったらしい。(え。)



そんなオーちゃんなので、さぞクラスでもトラブルを起こすだろうと思ったら、

クラスでは全くトラブルは無いらしい。


年少の頃は、カマクラを壊してしまったように、

友達が積み上げた積み木を崩して怒られてキョトーンとしていたことがあったのですが、

現在は友達が作ったものを壊すことは無くなったとのこと。

壊したらまずいということを学んだのでしょうか。



この前は、お友達が次読もうと思って積み上げている絵本を


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「読んでいい?」と聞いたオーちゃん。

お友達は、「次読むからだめだよ~」と言ったそうな。

そこでオーちゃんは、


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文句も言わずに自らスっと引いたらしい。

それを見ていたレイ先生が、

「今読んでないなら貸してあげたら?」と言ってお友達に了解を取り、

「読んで良いって。どうぞ。」とオーちゃんに渡したところ、


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「でも、〇〇君が次読むからダメって言ったから」

頑なに本を手に取らなかったそう。

その後お友達本人が「オーちゃん、呼んでいいよ」と言うと、

本人が良いと言うならと、納得して絵本を持って行って読んだそうな。


きっと、そうやってトラブルになる前に自らがスッと引いて回避する

そういう処世術で保育園の集団生活を乗り切っているのかもしれない。



そんな話を聞いたら、


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オーちゃーーーーん!!!!!!

頑張っとるんやなぁぁぁぁ!!!!!!!

オーちゃんは自分が我慢して頑張っとるんやなぁぁぁぁ!!!!!!!!

なんったら強い子えらい子優しい子や!!!!!

お利口お利口お利口お利口お利口さーーーーん!!!!!!!!

と、オカンは愛おしさ爆発したのでした。




ちなみに、年少の頃は担任のナツミ先生にベッタリで、

ナツミ先生だけを特別に信頼していたオーちゃん。


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ナツミ先生じゃなきゃダメで、他の先生を泣いて拒絶することがあったオーちゃんですが、


現在はどの先生でも大丈夫になったようです。


年中の最初の頃は、主任のレイ先生がクラスに入ってくるのを嫌がり、

「レイ先生はあっちの部屋(事務室)!!」

と、いつもレイ先生がいる部屋に帰ってくれと言ったこともあったようですが、

(このクラスはミサキ先生とキヨミ先生、このクラスはダレダレ先生、というのにこだわる)

現在はどの先生がどの教室に入っても何も言わずに受け入れられるようになり、

むしろ


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一緒に給食を食べようと誘ってくれるまでに成長。

信頼して自分のテリトリーに入ってもいい人が増えたということは成長だなーと思います。




そんなこんなで、保育園で今してくれている対応としましては、


・事前の説明を大切にし、安心して活動できるように見守る

・苦手な手先のことをするときには個別にフォロー

・人の気持ちが分かりにくい事があるので、言葉で補い、たくさんのパターンを作る

・経験を増やし、視野を広げ、活動の幅を広げていく。

・年長に向け、生活面で一人で出来ることを増やしていく


ていう感じでフォローしてくれているようです。

書面にもまとめてくれたので、来週の発達外来に持って行って医師に提出する予定。

本当に保育園でうまく対応していてくれてありがたや~でございます。




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